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2012年5月1日火曜日

光琳展に行ってきました

ゴールデンウイーク
今日だけ、お休みをいただき、根津美術館の光琳展へ行ってきました。
朝のレクチャーというのがあり、今回展示の、杜若図と八つ橋の違い、同じところなどの説明を受けました。
光琳の絵は、落款で年代がわかるそうです。

はじめ見たとき、杜若図の群青色の濃さと金のコントラストが魅力、八つ橋は、薄っぺらだなと思いましたが
角度をかえて、右後ろ45度から、八つ橋図を見ると、橋を境目に折り重なるように杜若の群落が見えます。
左45度から見ると、八つ橋が、折れ曲がった直線の橋に見えてきます。
屏風というのは、見る角度によって景色がかわるのでおもしろいです。
あの時代は、6 曲1双の屏風か主流だったのでしょうか

光琳のデザイン性は
俵屋宗達のシンプル化されたデザイン性をひとひねりした感じで、さらに繊細にすると酒井抱一につながるといった感じがします。

三者三様で、好きな作家です。

杜若のレクチャーのスライドを見ていたら、あれ何かに似ている、ゴッホのアイリスの絵
時代関係は、どうだったかな、調べてみましょう。
光琳1658~1716
ゴッホ1853~1890

ところで、根津と言えば、茶室とお庭、杜若は、半分ぐらい咲いていました。
新緑が美しく、藤棚も紫で、丁度いい季節です。

ぜひお散歩がてら、いらしっしゃてください。