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2012年1月19日木曜日

東大寺 戒壇院

最近、JRの宣伝で、東大寺の戒壇院がクローズアップされている。

戒壇院の四天王は、私の大好きな像で、
奈良に行くたびに人気のない戒壇院で、彼らと対話するのを楽しみにしていた。

昨年、いや一昨年は、もうひとつの楽しみ、興福寺の阿修羅が日の目を見て大人気になった。

彼もまた、興福寺の宝物殿のガラスの向こうで静かに微笑んでいて、見る人もいなかったのに・・・

世の中の人は、まるで昔から知っていたような顔をして彼らと対峙する。

私は、自分の好きなものが人気者になるのは、いやではないが
なんだか、売れないタレントを養っていて、売れだした途端に見向きもされず捨てられる姉さん女房の気持ちがわかるような気がする。

すごくさみしい。

まあ、彼らは、私を見捨てないけど、
それに彼らのが私よりずっと年上だし・・・

ただ、いつものように彼らを訪問したとき、混雑しているのは、とてもいやだな
静かに、対話したいから・・・